【Conoha WINGとロリポップを11項目で比較!】どちらがおすすめ?

人気レンタルサーバーであるConoHa WINGロリポップ!(LOLIPOP!)を11項目で比較してみました。
どちらにするか迷われている方は、参考にして頂けると幸いです。

 

ConoHa WINGもロリポップ!もアフィリエイターに人気で、個人での利用者も多いレンタルサーバーです。
共にGMO系列の会社が運営しており、ロリポップ!は低価格帯のレンタルサーバーとしても有名ですね。

私自身、両サーバーを仕事でも個人でも利用していますが、いずれもWEBサイトの表示速度は速くておすすめです。

ConoHa WINGロリポップ!
運営会社GMOインターネットグループ株式会社GMOペパボ株式会社
住所(本社)東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
設立1991年5月24日2003年1月10日
資本金50億円2億6,222万円
会社HPhttps://www.gmo.jp/https://pepabo.com/
サービスサイトConoHa WINGロリポップ!

ConoHa WINGかロリポップ!かで迷われている方は、参考にして頂ければと思います。

因みに、私がよりおすすめなのはConoHa WINGです。
とにかく業界でも最速のレンタルサーバーで、またビジネス利用にもおすすめです。

ConoHa WINGとロリポップ!を11項目で比較!

今回は、ConoHa WINGとロリポップ!を11の項目で比較してみました。

ConoHa WINGロリポップ!
料金月額990円~月額99円~
WEBサーバーApache+NginxLiteSpeed
ディスク容量(SSD)300~700GB120GB~1.2TB
転送量無制限無制限
メモリ / CPU6~10コア / 8~16GB非公開
通信プロトコルHTTP/2HTTP/2
コントロールパネルオリジナル開発オリジナル開発
高速化機能ありあり
バックアップ機能毎日自動バックアップ(14日分)ハイスピードプラン以上
セキュリティ対策WAFありWAFあり
サポート電話、メール、チャット電話、メール、チャット(電話はスタンダードプラン以上)

料金プラン

まずは、ConoHa WINGとロリポップ!を料金プランで比較してみます。

※両レンタルサーバー共に初期費用は無料(0円)です。

ブランド名プラン1ヶ月3ヶ月6ヶ月12ヶ月24ヶ月36ヶ月
ConoHa WINGベーシック1,210円1,100円990円935円880円
スタンダード2,530円2,365円2,145円2,035円1,925円
プレミアム5,060円4,730円4,290円4,070円3,850円
ロリポップ!エコノミー198円198円198円198円198円99円
ライト550円495円462円418円352円220円
スタンダード1,100円1,045円935円770円605円440円
ハイスピード1,430円1,320円1,210円990円935円550円
エンタープライズ2,640円2,640円2,420円2,365円2,255円2,200円

ConoHa WINGが3ヶ月契約~なのに対して、ロリポップ!は1ヶ月契約が可能ですね。

最安値をチェックしてみると、ConoHa WINGは月額880円~、ロリポップ!は月額99円~となっていて、ロリポップ!の方がかなり安いですね。
それに、全体的に見てもロリポップ!の方がお手頃価格になっています。

ただ、ロリポップ!のハイスピードプランになると、短期利用の場合にはConoHa WINGよりも少し高くなります。
出来れば、ハイスピードプランは36ヶ月の長期契約で利用することをおすすめします。

なお、ConoHa WINGでは、「サービス維持調整費」というものを10~20%上乗せされることになります。
さらに、キャンペーンなどで度々料金が変動するので、ConoHa WINGの最新料金に関しては公式サイトをチェックしてみましょう。

WEBサーバー

次は、WEBサーバーで比較してみます。

公表されているデータを確認してみると、ConoHa WINGは「Nginx(エンジンエックス)+Apache(アパッチ)」、ロリポップ!は「LiteSpeed(ライトスピード)」となっています。

ConoHa WING:Nginx+Apache
ロリポップ!:LiteSpeed

Nginx(エンジンエックス)について

Nginx(エンジンエックス)は同時処理に強いWEBサーバーと言われています。
その為、複数ユーザーが同時にWEBサイトへアクセスしても安定した表示速度を維持することができます。

それに、何かがきっかけで一時的にアクセスが爆増した場合でも、安定してサーバーが落ちにくいというメリットもNginxにはあります。

LiteSpeed(ライトスピード)について

LiteSpeed(ライトスピード)は、高速処理が得意なWEBサーバーで、Nginxよりも処理が速いと言われています。

カラフルボックスやミックスホストでも利用されており、WEBサイトの高速化のために使用されています。

NginxとLiteSpeedはどちらが良い?

ただ、Nginxも十分高速なWEBサーバーです。
LiteSpeedも、決して同時アクセスに弱いという訳ではありません。

お互いに得意分野があり、NginxとLiteSpeedでどちらが良いとは言えないです。

敢えて言うと、安定したWEBサイト運営を求めるならNginx、WEBサイトの表示速度にこだわるならLiteSpeedといった具合に使い分けましょう。

ディスク容量(SSD)

まず、記憶媒体としてConoHa WINGもロリポップ!も、HDD(ハードディスク)よりも読み込みがかなり高速なSSDを採用しています。
そして、その容量は、ConoHa WINGが300~500GBなのに対して、ロリポップ!は100~1,200GB(1.2TB)とプランによって幅があります。

詳しくはこちらの表でチェックしてください。

ブランド名プラン容量月額
(12ヶ月契約)
ConoHa WINGベーシック300GB990円
スタンダード400GB2,145円
プレミアム500GB4,290円
ロリポップ!エコノミー120GB198円
ライト350GB418円
スタンダード450GB770円
ハイスピード500GB990円
エンタープライズ1.2TB2,365円

大容量が必要なWEBサイト運営では、1.2TBまで利用できるロリポップ!がおすすめです。
しかも、この大容量で月額2,365円(12ヶ月契約の場合)というのは、業界でもかなり安いです。

ただ、一般的なWEBサイトであれば300~500GBもあれば充分です。
大容量を必要としない場合は、ConoHa WINGとロリポップ!のどちらを利用してもOKです。

転送量

転送量とは、通信データ量のことです。
スマートフォンで言うパケット通信量みたいなものです。

テキスト(文章)中心のサイトであれば、通信データ量は大きくはならないですが、画像や動画を多く掲載していると大きくなりがちです。
さらに、アクセス数が増えるほど通信データ量は多くなるので、サイトが大きくなるにつれて転送量には注意する必要があります。

ただ、ConoHa WINGもロリポップ!も「無制限」となっているので、両サーバーで違いはありません。

メモリとCPU

今度は、ConoHa WINGとロリポップ!を、メモリとCPUで比較してみます。
比較表はこちらです。

ブランド名プランメモリCPU
ConoHa WINGベーシック8GB6コア
スタンダード12GB8コア
プレミアム16GB10コア
ロリポップ!エコノミー非公開
ライト非公開
スタンダード非公開
ハイスピード非公開
エンタープライズ非公開

ロリポップ!では、CPUとメモリが公開されておらず、比較できないです。
その点では、ConoHa WINGの方が安心して利用できそうですね。

通信プロトコル

ConoHa WING:HTTP/2
ロリポップ!:HTTP/2

通信プロトコルに関しては、共に「HTTP/2」を採用しています。

通信プロトコルは、WEBサイトの表示速度にも大きく影響する仕様の一つです。
紺店では、ConoHa WINGとロリポップ!に差はないです。

コントロールパネル

コントロールパネルについては、ConoHa WINGはオリジナルで開発されています。
シンプルで使いやすくなっていますが、各画面の処理が少し重いのが難点です。

ツイッターにもコントロールパネルについての口コミがありました。


私は超絶重いとまでは思いませんが、同様にストレスを感じている方はいるようです。
WEBサイトに関しては超高速なので問題のですが、コントロールパネルの遅さは少しストレスですね。

 

ロリポップ!もオリジナルのコントロールパネルを開発しています。
ConoHa WINGの様に処理が重いということもなく、よりシンプルな画面になっています。

高速化機能

ConoHa WINGにもロリポップ!にも高速化処理のための設定機能が備わっています。

ConoHa WINGでは、以下の高速化設定機能が用意されています。

・コンテンツキャッシュ(コンテンツをキャッシュすることで、WEB上サイトの高速化)
・ブラウザキャッシュ
・OPcache(PHPプログラムのキャッシュを利用した、PHP高速化モジュール)
・WEXAL(WEXAL® Page Speed Technology)

 

また、ロリポップ!では以下の高速化機能を設定することが出来ます。

・ロリポップ!アクセラレータ
・WordPressプラグイン「LiteSpeed Cache」

「ロリポップ!アクセラレータ」というキャッシュを利用した高速化機能が提供されています。
ただし、ライトプラン以上で利用できる機能になっています。

また、ロリポップ!では、WEBサーバーとしてLiteSpeedを採用しています。
その為、WordPressを利用している場合には「LiteSpeed Cache」という非常に強力なプラグインを利用することもできます。

「LiteSpeed Cache」を利用することで、WEBサイトの表示速度の大きな改善を見込めます。

バックアップ機能

バックアップ機能については、ConoHa WINGにもロリポップ!にも無料で標準搭載しています。
無料バックアップ機能は自動で行われ、以下のような仕様になっています。

ブランド名バックアップ機能データ復元該当プラン
ConoHa WINGWebサイト、メール、データベースのデータを1日1回バックアップ。過去14日分のバックアップデータを保管。無料全プラン
ロリポップ!ハイスピードプラン、エンタープライズプラン限定で利用できる無料の自動バックアップ作成機能。無料ハイスピードプラン
エンタープライズプラン

ロリポップ!の場合には、ハイスピードプラン以上に備わっている機能なので、そこは注意が必要になります。

因みに、ロリポップ!では、より高機能な有料の7世代バックアップ機能も利用できます。
この7世代バックアップ機能は、全プランで利用することができます。

セキュリティ

ConoHa WINGもロリポップ!も、いくつかのセキュリティ対策を取れるようになっています。

ConoHa WINGでは以下の対応を行うことが出来ます。

・WAF設定
・ディレクトリアクセス制限(ディレクトリ毎にベーシック認証の設定が可能)
・IPアクセス制限(ブラックリスト登録したIPアドレスからのアクセスを制限)

【WordPressのセキュリティ設定】
・ログイン回数制限
・スパムコメント/トラックバック制限
・海外コメント/トラックバック制限
・海外アクセス制限

ロリポップ!では以下の設定を行うことが出来ます。

・WAF設定
・海外アタックガード(特定の海外IPアドレスからのアクセスを制限)
・アクセス制限の設定
・FTPアクセス制限(接続元を制限)
・PC用ウイルス対策ソフト導入(有料・月444 円~)

最近のレンタルサーバーでは、WAFを無料で提供するところが増えてきました。

WAFは「WEBアプリケーションファイアウォール」の略で、WEBアプリケーションの脆弱性を突いた悪意のある攻撃を防ぐのに有効です。
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの対策にもなります。

また、ConoHa WINGではWordPressに関するセキュリティ設定項目も多いです。
その為、WordPressを使ったWEBサイト運営も安全に行うことができます。

サポート

ConoHa WINGもロリポップ!も、電話、メール、チャットでの問い合わせが可能になっています。

ただし、電話とチャットは対応時間が決まっているので気を付けてください。
詳しくは、こちらの表をチェックして下さい。

ブランド名電話チャットメール
ConoHa WING10:00~18:00(平日)10:00~18:00(平日)24時間受付可
ロリポップ!10:00~18:00(平日)9:30~:00 / 14:00~17:30(平日)24時間受付可
※原則、24時間以内の返信

因みに、ロリポップ!の電話サポートに関しては、スタンダード以上のプランで利用できるサービスになっています。

ConoHa WINGとロリポップ!はどちらがおすすめ?

私も、ConoHa WINGとロリポップ!の両サーバーを利用していますが、ロリポップ!のハイスピードプランであればConoHa WINGとも大差はないです。

ただ、バックアップ機能に関しては、完全無料で自動バックアップを標準搭載しているConoHa WINGの方が良いですね。
それに、セキュリティ関連の設定に関しても、WordPressを利用する場合にはConoHa WINGの方が充実してします。

ですが、料金面では、長期利用を検討されている方にはロリポップ!の方が安いです。
特に、36ヶ月契約にすることで、ハイスピードプランも月額550円で利用できるので、かなりお得になります。

どちらにするか迷われている方は、以下を参考に選択して貰えればと思います。

ConoHa WINGをおすすめする人

ConoHa WINGは、高速のレンタルサーバーをお探しの方におすすめです。
また、利用者が多くWEB上に情報量が多いので、初心者の方にもおすすめです。

さらに、バックアップ機能を重視する方には、ロリポップ!よりもConoHa WINGをおすすめします。

ロリポップ!をおすすめする人

ロリポップ!は、長期契約での利用を検討されている方に最適です。
特に、36ヶ月契約にすることで、月額料金をかなり抑えられます。

また、ハイスピードプランであれば、WEBサイトの表示速度を重視される方にもおすすめです。

ConoHa WINGとロリポップ!で決められなければ

それでも、ConoHa WINGとロリポップ!で決められなければ、取り合えずConoHa WINGを利用しておけば間違いはないです。
高スペックでWEBサイトの表示速度も速いので、ストレスのないサイト運営が可能になっています。

ツイッターの口コミで比較

ConoHa WINGとロリポップ!を比較したツイッター上の口コミもチェックしてみましょう。

ロリポップ!のハイスピードプランの方が安いし対応いいし速度も大して変わらん

まず、ConoHa WINGよりもロリポップ!の方が対応良いという口コミが見つかりました。


ConoHa WINGはサポートに関する不満の声はチラホラと見かけますね。

「ロリポップ!」から「ConoHa WING」へサーバー移行

こちらは、ロリポップ!からConoHa WINGへ移行された方の口コミです。


ロリポップ!のどのプランを利用されていたのかが分からないので、正確なことは分からないですが、ConoHa WINGへ移行することでサクサクになったようです。

conohaとはお別れだ!

こちらの方は、逆にConoHa WINGからロリポップ!へ移行されたようです。


ロリポップ!も設定さえしっかりとすれば、ツールで測定されているようにかなりのスコアが出そうですね。

カスタムHTMLウィジェットでTwitterのタイムライン埋め込もうとしても・・・

これは、セキュリティソフトであるWAFの影響ですね。

ただ、この問題はConoHa WINGやロリポップ!以外のレンタルサーバーでも、WAFが有効になっている起こる現象です。

私の場合は、一時的にWAFをオフにしてから登録を行っています。
※安全なWEBサイト運営のためにも、WAFをずっとオフにしておくのはおすすめしません。

最後に!

人気レンタルサーバーであるConoHa WINGとロリポップ!について、11の項目で比較しました。

正直、この2つのレンタルサーバーであれば、どちらでも問題なく利用できます。
ただ、ロリポップ!の場合には、ハイスピードプランを利用しましょう。

 

それでも、どちらのレンタルサーバーにするか迷われた方は、私はConoHa WINGをおすすめします。
ConoHa WINGの方がバックアップ機能やセキュリティ機能が充実しており、より安全にサイト運営が可能になっています。